はじめに
日本ALS協会千葉県支部では、公益財団法人千葉ヘルス財団の委託を受け、
千葉県内の難病患者さんを対象に意思伝達装置の短期無償貸し出しを実施していました。
協会での活動は令和3年3月末をもって終了し、千葉東病院千葉市難病相談支援センターに引継ぎされました。
意思伝達装置とは
筋萎縮性側索硬化症(ALS)等の難病等で体の自由が奪われ、話すことも困難になったときに、
患者さんのごくわずかな筋肉の動きによリパソコンを操作し、文章作成や音声伝達ができます。
その他、テレビ・ビテオのリモコン操作、インターネット、メール、ポケベル呼び出し等も可能です
「意思伝達装置」は厚生労働省の補装具費給付制度の対象品目です。
自治体(市町村)へ申請、認可によって給付金(補装具費支給券など)を受けることができます。
給付条件
各地方自治体で給付条件が異なりますが、一般的には次に該当する方が対象です。
・身障者手帳1級(四肢麻痺)
・言語障害3級
(*入院中の方でも支給されます)
給付金は最高額で50万円、基本1割負担ですが、家族の収入などで支給額が異なります。
日常生活用具給付金の申請は、身障者手帳の交付を受けた各市町村の窓口です。
詳細は窓口でお尋ねください。(市川市の場合、福祉部 障害者支援課)
貸出を行っている団体・業者例
1.日本ALS協会本部
2.パシフィックサプライ
3.みどりのまきば企画
ALS疾患の方は将来四肢の運動機能が徐々に失なわれる可能性が極めて高く、
機能が低下する前に準備のため意思伝達装置を試用されることをお勧めします。