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現在のところ、ALSの進行を遅らせる作用のある薬  リルゾールや、ラジカット(エダラボン)がALS治療薬として認可されている。 リルゾール(ルリテック):シナプス間隙のグルタミン酸を減らす効果 ラジカット:活性酸素(フリーラジカル)を消去する効果  現在、点滴療法だが、飲み薬タイプの治験中
・2024/6/12 難病ALS治験患者の半数以上で進行食い止め。白血病の薬「ボスチニブ」がALSの原因のたんぱく質を減らす 機能があり、進行の抑制は26人の治験患者の半数以上に認められたというその治験結果を発表した。 ・2024/5/21 ALSのうち、一部の遺伝子に変異がある患者を対象とした新薬について、アメリカの製薬会社の日本法人が 厚生労働省に「バイオジェン」が開発した新薬「トフェルセン」の承認を求める申請を行った。 ・2024/3/28 田辺三菱製薬は、米国食品医薬品局(略称:FDA)より、当社米国製品RADICAVA ORS(一般名:エダラボン、 日本製品名:ラジカットR内用懸濁液2.1%)のALS治療用途に関して、2022年5月12日のRADICAVA ORS承認から 7年間の希少疾病用医薬品排他的承認を受けた。 ・2023/4/25  トフェルセンはSOD1遺伝子に働きかける核酸医薬で、米国で医療使用が承認。 イオニス・ファーマシューティカルズ により開発が開始され、バイオジェンにライセンス供与された。 ・2022/9/30  ALS経口薬「レリブリオ」、米国アミリックス・ファーマシューティカルズが開発し、 寿命を約10カ月延ばせるという。米FDAが承認した。 ・2021/7/2  筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者を対象としたラブリズマブの有効性及び安全性を評価  ⇒サイト ・2021/5/21  慶応大、ALS治療薬としてロピニロールの有効性を医師主導治験で確認  ⇒サイト ・2021/1/15  エダラボン飲み薬の”1日1回毎日投与”の有効性を確認試験が実施されている (2021年1月〜2022年8月)  ⇒サイト ・2020/7/15 SOD1遺伝子異常を伴う家族性ALSの治療薬候補トフェルセン  ⇒サイト ・2019年4月23日  京都大学iPS細胞研究所(CiRA)の井上治久教授らは  「ALS患者を対象としたボスチニブ第1相試験」を計画 ・2018/12/3  パーキンソン病の薬とALS患者から作ったiPS細胞に他の疾患用の既存薬を加える実験で効果が確認。 ・2018/5/31  ALS患者の細胞にたまる異常なたんぱく質を除去する方法を滋賀医大などのチームが開発。 ・2017/6/21  遺伝子治療(NHKニュース)  自治医大が、ALS進行を食い止める効果を検証する実証試験の開始に入る。 ・2017/5/25  ALS治療薬の有力候補として、白血病薬が有効と京都大が発表。 ・2016/7/9  吉野内科・神経内科医院でDF-521(バトロキソビン)の探索的臨床研究 ・2016/5/18  治験情報:肝細胞増殖因子(HGF)の第2相試験の開始。 ・2015/7/25  東京大学大学院医学系研究科疾患生命工学センターが非病原性で安全性が高い  アデノ随伴ウイルスベクターを使い、脳の神経に遺伝子を届ける研究が進行中。